新型コロナウイルスの海外での感染拡大などもあり、今後の世界経済の先行きの見通しは予断を許さないものの、2021年秋以降の国内に於ける新規感染者は低位で推移し、新年を迎えられたことは喜ばしいことと思います。引き続き感染防止と社会経済活動を両立させ、地域経済の発展に努めて参りたいと思います。今後はコロナ禍で明確になった社会課題の解決と経済成長の両輪を、同時に実現させることが必要であります。様々な認識を踏まえ、会社組織としてデジタル活用強化の推進による体質強化を図り、様々な変化への柔軟かつ迅速な対応をして参ります。
コロナ禍に於ける国の医療提供体制の様々な課題が浮き彫りになったこの2年間、今後の新興感染への対応を含めた医療提供体制の構築に向けた検討が求められます。団塊世代が後期高齢者となる2025年問題や高齢者がピークを迎える2040年の時期を視野に、様々な医療計画の検討が不可避となり、データヘルス改革やデジタル技術の実装化が求められています。その他医療情報の標準化、再生医療、臨床研究、医薬品、医療機器等、医療行政をめぐる課題は山積しておりますが、今後コロナ禍で明確になった様々な問題解決への行政府の対応に大いに期待いたします。
日本の医療業界を取り巻く現状は総じて厳しい状況でありますが、これも国民皆保険制度の今後の在り方を考える過渡期を迎えていることと感じております。医薬品や医療技術の急激な発展により、医療業界や介護業界のその状況は、時代の変化と共に急速に発展しております。また、予防医学・予想医学による様々な技術革新はまさしく、人生100歳時代を現実的に想像させます。
我々は引き続き人材の育成と組織改革に取り組み、常にお客様のニーズに対応できるサービスの提供に取り組んで参ります。
皆様方に於かれましては、引き続きご支援賜ります様、宜しくお願い申し上げます。
敬具
2022年 1月 吉日
佐々木器材株式会社
代表取締役 稲葉 篤